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医王山 蔵王堂光福寺 公式ホームページ
天暦九年(九五四)第六十二代村上天皇の勅願により、吉野金峯山で蔵王権現を感得し
た浄蔵貴所が、平安京の表鬼門比叡山延暦寺に対し、西南角裏鬼門を守護する地を求めて
桂川を遡る途中、当地にさしかかった時、西の一村が光り輝き、背負っていた蔵王権現が
大石の如く重くなり、一歩も動けなくなったために問うと、「この地は薬師、弁財天女の
地主なり」との答えがあり、この地を権現有縁の地とし、当寺を草創したのである。
「光福寺」の寺号は弁財天女の異名「福宝光明女」、「医王山」の山号は薬師如来の別名
「大医王仏」に由来する。吉野の地との縁で参道には桜が植えられ、京の七つの森の一つ「蔵王の森」にも数えられた境内は樹齢三百年の楠などの樹木におおわれ、蔵王堂、薬師堂、弁天堂、不動堂、子守勝手神社といった堂宇が点在している。毎年八月三十一日の八朔祭法楽会に奉納される重要無形民俗文化財「久世六斎念仏」は当寺が発祥とされる。
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